風邪をこじらせて、頭痛と顔面痛、濁った粘性の鼻水がひどくなったことから耳鼻科を受診しました。
蓄膿症には以前もかかったことがあり、大体見当が付きました。
治療が長くかかったので、気が重かったですが、とにかく顔面痛がひどく、一番ひどいときには横たわって唸っていることしかできないほどでしたので、何とかしたい一心でした。
いくら鼻をかんでもかんでも粘っこい鼻水が止まらず、喉の方にも落ちてきて大変不快な症状でした。
病院ではレントゲン検査を行い、蓄膿症であるとの診断が出ました。
膿を吸い出してもらい、患部に直接薬を付けて、さらにネブライザーを使いました。
3日に1回くらいは通院して、この治療をおこなう必要があるとの説明でした。
薬は抗生物質(クラリス)と抗炎症剤(トラネキサム酸)と痰を出す薬(ムコダイン)と漢方薬(辛夷清肺湯)と鎮痛剤が出ました。
膿を吸ってもらってからは頭重感が軽くなりましたが、しばらくするとまた頭が重く痛くなりました。
きちんと薬を飲んで根気よく通院することでよくなったと思います。
症状が軽くなってきてからは自宅で鼻うがいをおこないました。
鼻うがいは1日2回くらいやっていましたが、鼻の通りがよくなり、心なしか治りも早くなった気がします。
特に耳垢が溜まる体質ではないのですが、気持ちいいという理由で事あるごとに綿棒で耳の中を触っていました。
ある日たまたま大きい耳垢(かさぶただったのかもしれません)があり、どうしても取りたくなり思いっきり綿棒でこすってしまいました。
それ以降ムズムズと痒みがするようになり、痒みで余計にこすってしまうという悪循環に陥りました。
とうとう耳だれも出るようになり、耳が詰まったような感覚にもなったので耳鼻科を受診することにしました。
まず診察室で先生が私の耳の中を見て「うわっ」っと声を上げていました。
耳の中は爛れており、染み出てきた耳だれが固まって外耳道を完全に塞いでいました。
「こんなになるまでよく放っておいたものだ」と先生に言われました。自分でも反省しています。
まずは外耳道を塞いでいる耳だれやかさぶたを取り除く作業が行われました。
耳の中に長いピンセットが差し込まれ、先生は丁寧に取り除いていきました。
その間痛みはありませんでしたが、ザクザクという音が頭に響きました。
取り出した物を見せてもらうと米粒程の大きさの塊がゴロゴロと出てきていたので驚きました。
異物を取り去った後は洗浄して薬を塗ってもらいました。
診察後は同じ塗り薬を処方してもらい、しばらく塗っていました。
次第に痒みも治まり、2週間もしないうちに完治しました。